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2014.01.15 更新
愛着の絆(アタッチメント)とは、乳幼児期に特定の養育者との間に形成される情緒的な絆のことです。
赤ちゃんは生まれてからすぐは、何もできません。その状況で様々な不快感を泣くことで表現します。その時に特定の養育者に、不安な時に抱っこしてもらう、お腹が空いたらおっぱい(ミルク・食事)をもらう、オムツを替えてもらう、うれしい時には一緒に喜ぶ、など身体的、精神的欲求を無条件に満たしてくれることが繰り返されることによって、特定の養育者への信頼と安心を得ることができ、そこに良心が育ちます。これが愛着の絆の第一歩となります。最近の脳科学の研究から「赤ちゃんの脳は特定の養育者の愛着の行動で発達するように、神経細胞が配置されて生まれてくる」とわかり、子どもの脳の正常な発達のためには愛着の絆が欠かせないということがわかってきました。愛着の絆を結ぶには0~5歳までが最適とされています。
また、この写真はネグレクトされていた3歳の子どもの脳の断面図(右画像)です。同じ3歳ですがネグレクトの環境で育ち脳があまり発達していません。愛着の絆(アタッチメント)が脳の発達にとても重要なのです。
image from bruce d.perry, md, phd, the child trauma academy
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参考:ヘネシー澄子著「子を愛せない母 母を拒否する子